今どきの黒門市場(大阪市)

久しぶりに買い物に行って、その変貌ぶりに驚いた大阪日本橋の「黒門市場」。
平日の午後だったが、お客さんの7~8割くらいは見たところ海外ぎからのようでぎわっていた。

200周年のお祝いだとのこと、商売、商売。

アーケード天井のイラスト

高松塚古墳やキトラ古墳の棺の上に描かれていた、あの「四神」。

通りには「インフォメーションセンター」までできていて、両替やWi-Fiサービスもしっかり備えている。外国人の要望にちゃんと向き合っている。


確かに、名所の賑わい。
インフォメーション・センター

自販機のイラストは北斎で、そこに英語と中国語、韓国語のセールス言葉。

自販機

今や世界的に有名になった「ガチャガチャ」のお土産。

がちゃがちゃ

驚いたのは神戸ビーフ100%のハンバーガーがなんと¥3680~。この看板の勢いからしてきっと売れているのだろう。
円安を思い知らされたような感じがした。

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しかも、近くには用意周到に両替機まで設置されている。

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これほど商魂たくましく、徹底して外国のお客さん向けに工夫した努力に感心した。
同時に、皮肉を言えば、「アベノミクス」なるものの結末の一端がここにあるのかもしれないと思うと、もろ手を挙げて喜んでもいられないような、複雑な感慨を持った。
200年の歴史を誇る市場だそうだが、21世紀になってこんな姿を現出するとは、きっと前代未聞の展開だろう。
 私たち貧しい日本人客は端っこを歩きながら眺めている。

Kuromon Market in Osaka City、which is about a 20-minute walk from my home, has a history of 200 years. The ceiling of the street is a depiction of the “Four Gods” of a historic ancient tomb. (Takamatsuzuka Tumulus and Kitora Tumulus in Asuka area in Nara prefecture 7-8century)

Every now and then, when I go shopping, I find myself in an international world.

Even on weekdays, over 70-80% of the customers are seems from overseas.

The Kobe beef burger is priced at a whopping 3,680 yen, and seems to be selling well due to the weak yen. There is even a money exchange machine installed here.

Ironically, this may be the end result of the so-called “Abenomics” economic policy.We poor Japanese people walk on the edge of the steet.